【月足チャート診断】スターティアはここから1500円高も見込める、業績飛躍的に向上、電子ブック関連

2014年1月13日 14:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  スターティア <3393> (東マ)の月足チャートは1000円前後を下値として出直り歩調となっている。2010年に株式200分割を行っており、権利修正チャートでは2010年以降、現在までほぼ1000~2000円のモミ合いであり、足元ではモミ合いの下値水準からの出直りである。

  株式上場は2005年12月。データの取れる2007年3月期と今3月期を比較すると売上及び利益とも大きく伸長している。売上は32億7600万円から今期81億6000万円、営業利益は3400万円から今期8億円の見通し。7年間で売上において約2.5倍、営業利益では実に約24倍である。さらに、詳細に見れば2011年3月期あたりから業績拡大のピッチが大きくなっている。

  2010年当時、日本では「電子ブック元年」と言われ、同社では早くから力を入れていた、『電子ブック作成ソフト』が導入社数において2011年3月期では1033社と、1000社を突破するなど電子ブック分野への展開が大きく寄与した。

  一方、上場来の高値は2005年12月の3950円(権利修正)で、現在の1500円台は上場来高値に対し4合目水準だ。今期の22.9%増収、営業利益21.9%増益見通しと比べても今の水準は割安といえるだろう。

  今期予想配当は年7.98円(前期年7.86円)、1株利益79.8。利回りは1%以下で割安感はないが、PERは19倍強と業績の伸びに比べると割安といえる。今後も「目先の利益だけに囚われない中長期に亘る継続的収益基盤構築の方針のもと事業ごとの収益性や成長性を重視し経営資源を集中するストック型ビジネスに取組んで行く」ことから、業績に期待ができる。

  とくに、足元での電子ブック関連人気を考慮すれば上場来高値3950円に対し8合目に当る3160円程度はあってよいだろう。出直ってきた今の水準は好狙い場とみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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