(中国)12月の経済指標は総じて弱い内容か、市場金利の上昇で減速感

2013年12月27日 10:37

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記事提供元:フィスコ


*10:37JST (中国)12月の経済指標は総じて弱い内容か、市場金利の上昇で減速感
中国の国家統計局は来月半ばの記者会見で、10-12月期の国内総生産(GDP)成長率など主要経済指標を発表する。専門家の間では、足元の市場金利の上昇を受けて減速感が鮮明になるとの見方も強まっている状況だ。

金融情報会社Wind資訊がまとめた市場コンセンサス予想によると、10-12月期のGDP成長率は前年同期比で7.6%となり、前の期の7.8%から減速する見通し。また、12月の鉱工業生産、小売売上高、輸出の伸び率は前年同期比でそれぞれ9.7%、13.6%、5.6%となり、いずれも前月から鈍化が見込まれている。

なお、国家発展改革委員会の徐紹史主任は先ごろ、今年のGDP成長率が7.6%前後を維持するとの見通しを示したものの、「経済成長の下振れ圧力は軽視できない」と述べた。世界経済の先行き不透明感が残ることに加え、国内では労働力コストの上昇や環境保護コストの増大が懸念されるとしている。《NT》

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