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三菱樹脂、中国深セン市に支社開設 リチウムイオン電池の部材拡販
三菱樹脂は17日、中国で同社グループの販売・マーケティングなどを手掛ける「三菱樹脂貿易(上海)」の支社「深圳分公司」(MPS深圳)を広東省深圳市に11月1日付けで開設したと発表した。中国製スマホの需要増を背景に市場拡大が見込まれるリチウムイオン二次電池用セパレータの拡販を図る。
同社によると、MPS深圳では、中国人のローカルスタッフを中心に運営を行い、中国のリチウムイオン電池メーカーのニーズに素早く対応する。また、技術者を常駐させ、現地での技術的なサポートも行うことで、セパレータの新規顧客の開拓と拡販に取り組むという。
将来的には、三菱樹脂の新エネルギー関連やエレクトロニクス関連製品の拡販にもMPS深圳を活用していく方針。
深圳市は、香港に隣接し、経済特別区として中国経済の発展に貢献した国際都市で、ハイテク産業や情報電子産業などが集約型工業団地を形成している。中国のリチウムイオン電池メーカーも深圳を中心とした華南エリアに生産拠点や研究開発拠点を置いており、中国製スマートフォンの需要増加を背景に、中国製のリチウムイオン二次電池も市場拡大と高品質化が見込まれている。
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