イートアンド Research Memo(11):株主優待制度を重視した株主還元に取り組む方針

2013年12月11日 18:32

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記事提供元:フィスコ


*18:32JST イートアンド Research Memo(11):株主優待制度を重視した株主還元に取り組む方針

■株主還元策

株主還元策について、イートアンド<2882>の配当政策は、「人材育成と教育、将来の事業展開と経営体質強化のための十分な内部留保を勘案した上で、当社成長に見合った利益還元を行う」ことを基本方針としている。

上場後の直近2期は年15円配(分割調整後)を継続しているが、2014年3月期の計画も年15円配(配当性向11.3%)を見込んでいる。同社は、消費者としての顔を持つ個人株主づくりを目指しており、株主優待制度を重視した株主還元に取り組む方針であるため、配当という形での株主還元は現在の水準が継続される可能性が高いと思われる。なお、同社の株主還元策は、毎年、年2回、3月31日(期末)と9月30日(中間期末)の権利確定日に株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有の株主を対象としており、3月31日現在の株主には、100株~499株で3,000円相当の自社製品、500株~999株で9,000円相当の自社製品、1000株以上で18,000円相当の自社製品を贈呈するとともに、9月30日現在の株主には、一律2,000円相当の餃子無料券を贈呈するものとなっている。これを1株当たりの金額に換算すると年50円(100株~499株)から年200円(1,000株以上)となることから、非常に充実した株主優待制度を言えよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《FA》

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