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アサヒグループHD、マレーシアで缶コーヒー「WONDA」を発売 ブランド初の海外展開
アサヒグループホールディングスが傘下のペルマニスを通じてマレーシアで発売する「WONDA」ブランドの缶コーヒー。[写真拡大]
アサヒグループホールディングスは10日、マレーシアで飲料事業を展開する傘下のペルマニス(Permanis)が、12月からアサヒ飲料の「WONDA」ブランドから3品種の缶コーヒーを新発売すると発表した。同ブランド初の海外本格展開となる。
今回発売するのは「WONDAオリジナル」「WONDAラテ」「WONDAモカ」の3種(いずれも缶240ml)で、マレーシア全域で順次発売する。日本のWONDAと同じく「焼きたて」「挽きたて」「淹れたて」の香りにこだわりながら、現地缶コーヒーユーザーの嗜好に合わせた開発を行なったという。イスラム教徒の多い国情に合わせ、ハラル認証も取得している。
ターゲットは、20代後半から30代前半の男性で、既存の缶コーヒーユーザーに留まらず、新たな缶コーヒーユーザーの開拓も目指す。販売チャネルは、現地で「C&G」と呼ばれるコンビニエンスストア、ガソリンスタンド併設の売店を主要な販売先とし、積極的な販売促進を展開していくという。
販売促進策として、12月中旬からテレビCMの放映、屋外広告の展開、映画館でのサンプリングイベントやWONDAガールを活用したサンプリングイベントなどを実施していく。これらの販促を通じて、市場での早期展開とブランド認知を行っていくという。
アサヒグループホールディングスとアサヒ飲料は、2011年以降、ペルマニスとの間で情報共有を行ない、人材育成、商品開発、品質管理、生産、物流などにおいて協力支援を行ってきた。今回、新たにペルマニスから国内ブランド商品を発売することでより積極的にグループシナジーの創出に努め、東南アジア市場での中長期的な事業拡大のスピードを加速していくという。
アサヒグループホールディングスは、今年スタートした「中期経営計画2015」で、東南アジアで積極的な事業集積やM&Aの展開を行なうことで1,000億円規模の売上高を目指している。
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