2013年生まれの赤ちゃん、「悠真」くん、「結菜」ちゃんがトップに

2013年12月7日 14:49

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記事提供元:エコノミックニュース

 明治安田生命保険相互会社が発表した2013年生まれの子どもの名前(※注)は、男の子が「悠真(ゆうま)」、女の子は「結菜(ゆいな)」がともに初のトップとなった。

 男の子のトップ3は、1位「悠真」(ゆうま、はるま、ゆうしん)、2位「陽翔」(はると、ひなと、ひろと)、3位「蓮」(れん)。10年から2年連続でトップだった「蓮(れん)」がやや人気を落とし、「陽」など明るさをイメージする漢字が多くランクインするなど新しい傾向が見られる。また、昨年のランク外から一気に上昇した「孝太郎」や「凛太郎」など、「郎」「朗」が昨年より順位を上げ、古風で重厚なイメージの名前が人気となった。

 ちなみに同社の過去調査をみると、70年代中頃から80年代前半まで、圧倒的な人気を誇っていたのは「大輔」。ところが90年代に入ってからは「翔」が一貫して人気となった。この頃から「翔」「樹」「海」「翼」など自然を連想させる名前が目立つようになり、子供の名前も多様化している。

 13年生まれ、女の子のトップ3は、1位「結菜」(ゆいな、ゆな、ゆうな)、2位「葵」(あおい)、3位「結衣」(ゆい)。人と人との結びつきを連想させる「結」が人気である。同社では「東日本大震災以降、家族や友人とのつながりの大切さが見直され、『人との結びつきを大切に健康に育ってほしい』と願う親の気持ちが現れている」とコメントしている。

 女の子の名前は80年代、それまで多かった「~子」の人気が失われ、代わって「愛」が大人気に。80年代後半からは「彩」「舞」「瞳」など“漢字一文字の名前”が増加し、この傾向は今も続いている。90年代以降は、「美咲」「さくら」「陽菜」など自然をイメージした名前が人気に。男女ともに、平成に入ってから「自然を連想させる名前」が目立つようになっている。(編集担当:北条かや)

(※注:明治安田生命保険相互会社「生まれ年別の名前調査」。対象は同社の個人保険・個人年金保険の加入者。13年は男の子5338人、女の子5026人。)

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