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欧米為替見通し:バーナンキ・プットからイェレン・プットへ
*17:15JST 欧米為替見通し:バーナンキ・プットからイェレン・プットへ
本日13日の欧米市場のドル・円は、米国10年債の入札を見極めつつ、明朝のバーナンキ第14代FRB議長の講演、明日14日のイエレンFRB副議長の次期FRB議長指名公聴会を控えて動意に乏しい展開が予想される。
米国債の四半期入札では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による新規購入(ドル高・円安要因)に警戒する展開となる。
ヘッジファンド勢は年末を満期とするドルコール・オプションを、102円-103円付近を消滅条件(ノックアウト)に設定して購入しており、緩やかなドル高・円安トレンドが見込まれている。
明朝のバーナンキFRB議長の講演では、米国10月の雇用統計のポジティブ・サプライズを受けて、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)=ディセンパー(December+taper):12月のテーパリングの可能性を探る展開となる。
明日14日の次期FRB議長指名承認公聴会では、イエレン第15代FRB議長となる可能性が高まっていることで、テーパリング(量的緩和縮小)の時期を探る展開となる。
昨日は、ハト派のロックハート米アトランタ地区連銀総裁がディセンパー(December+taper):12月のテーパリングの可能性を示唆したことで、ハト派のイエレンFRB副議長が、「11月の雇用統計が改善した場合、12月のテーパリング(量的緩和縮小)の可能性もありえる」といったサプライズ発言をする可能性に要警戒となる。
【今日の欧米市場の予定】
18:30 英・10月失業率(予想:3.9%、9月:4.0%)
19:00 ユーロ圏・9月鉱工業生産(前月比予想:-0.3%、8月:+1.0%)
19:30 英国中央銀行四半期物価報告
21:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-7.0%)
22:45 ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁が講演
04:00 米・10月財政収支(予想:-1040億ドル)
09:00 バーナンキFRB議長講演《KO》
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