欧米為替見通し:英欧の金融政策や米国10月雇用統計を控え動意に乏しい展開か

2013年11月6日 17:08

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記事提供元:フィスコ


*17:08JST 欧米為替見通し:英欧の金融政策や米国10月雇用統計を控え動意に乏しい展開か

本日6日の欧米市場のドル・円は、7日に発表される欧州と英国の金融政策、8日に発表される米国10月の雇用統計への警戒感から、上げ渋る展開が予想される。

テクニカル分析では、上昇トレンドを形成中だが、「三角保ち合い」の下辺(97円18銭)を下抜けた場合は、93円75銭の起点に向けた下落トレンドが予想される。

米国10月の雇用統計の予想は、失業率が7.3%(9月7.2%:最小7.2%-最大7.6%)、非農業部門雇用者数が前月比+12.5万人(9月:+14.8万人)と見込まれているものの、米国政府機関の一部閉鎖(10月1-16日)の悪影響からネガティブ・サプライズに警戒する展開となる。

【10月の米国雇用関連指標】10月(9月)(○改善、●悪化)

■予想

・失業率:7.3%(7.2%)
・非農業部門雇用者数:+12.5万人(+14.8万人)

■改善

○シカゴ購買部協会雇用指数:57.7(53.2)
○ISM非製造業雇用指数:56.2(52.7)
○フィラデルフィア地区連銀業況指数(雇用):15.4(10.3)

■悪化

●ISM製造業雇用指数:53.2(55.4)
●ニューヨーク連銀製造業景気指数(雇用):3.61(7.53)
●新規失業保険申請件数:36.2万件(31.0万件)
●ADP雇用統計:+13.0万人(+14.5万人)
●消費者信頼感指数(雇用):35.8%(33.6%)

【今日の欧米市場の予定】

18:00 ユーロ圏・10月総合景気指数改定値(予想:51.5)
18:00 ユーロ圏・10月PMIサービス業改定値(予想:50.9)
19:00 ユーロ圏・9月小売売上高(前月比予想:-0.4%、8月:+0.7%)
21:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+6.4%)
24:00 米・9月景気先行指数(予想:+0.6%、8月:+0.7%)《KO》

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