概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は反発、好調な企業決算や中国の経済指標が支援材料

2013年11月5日 09:51

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記事提供元:フィスコ


*09:51JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は反発、好調な企業決算や中国の経済指標が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 54436.92 +0.78%
昨日4日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比423.68ポイント高(+0.78%)の54436.92で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり30、変わらず3と買いが優勢。公益を除くすべてのセクターが上昇し、中でも石油・ガスや通信に買いが集中した。

朝方はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は買い優勢に転じた。中国の経済指標が堅調だったことが好感され、鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)などに買いが集中。世界経済回復への期待感が広がり、資源需要が徐々に拡大していくとの見方が強まった。

【ロシア】休場

【インド】休場

【中国本土】上海総合指数 2149.64 +0.001%
4日の上海総合指数は横ばい。先週発表された経済指標が堅調な着地となったことが引き続き支援材料。ただ、今週のロックアップ解除株が大幅に増加するとの統計が需給悪化懸念を強めた。また、広州市の銀行が2軒目住宅ローンの頭金を引き上げたとの報道も弱気材料。加えて、週末8-9日に貿易統計や鉱工業生産など主要指標が発表されるほか、9日には中国共産党の重要会議、中央委員会第3回全体会議(三中全会)が開幕するため、全般に小幅な値動きが続いた。《FA》

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