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【銘柄Q&A】日立製作所は1億2000万株の大商いで本格上昇相場は見込めるか
【Q】 日立製作所 <6501> の23日(木)の1日当り出来高1億2107万株という大商いで相場は上昇基調に転換でしょうか。
■中間期増額は好感、29日の発表で通期増額がポイント
【A】 23日の1億2000万株台の出来高は日々データーの取れる2011年以降では最高の値です。さらに、週間単位で見ますと、今週(21~25日)の出来高2億4086万株は今年5月17日の週以来です。
5月の時と今回の大商いでは、株価の位置に大きい違いがあります。5月の時は株価が2012年秋の400円前後から上昇し5月に大商いとなって801円の天井打ちとなっています。今回は9月に587円まで調整したあとの反発過程にあります。5月の時はスタート時点から2倍でしたが、現在は25日の終値650円は約11%の上昇です。上昇率の違いからは、今回は上値が期待できるとみられます。
ただ、今回は、『戻り相場の範疇』というハンディがあります。
このほど、今3月期の9月中間期を営業利益で従来予想比19.3%増額したことが出来高急増といえます。通期については世界経済、為替、原材料価格等の不透明から予想を変更していません。来週29日(火)発表の中間決算発表で通期が増額となるかどうか、増額ならどのていどになるかによって本格的な戻り相場となるかどうかが決まることになると思います。
チャートでは、26週線を8月以降、上回ったり、下回ったりの状態が続いています。今週末(25日)はまだ26週線を上抜くことはできていません。信用買残も多いだけに、仮に、29日の発表が期待外れなら反落も予想されます。もちろん、期待できる数字なら26週線を抜いて、5月高値に挑戦とみられます。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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