パナソニック、病院内で薬剤などを全自動搬送するロボットを販売開始

2013年10月25日 19:29

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「病院内自律搬送ロボットHOSPI(ホスピー)」(画像:パナソニック)

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 パナソニックは24日、病院内において薬剤や検体を人手に替わって全自動で搬送する「病院内自律搬送ロボットHOSPI(ホスピー)」の販売を開始すると発表した。

 同ロボットは、走行誘導用のラインや軌道を必要とせず、病院内のどこへでも薬剤や検体を搬送することができる。誘導ライン・軌道の敷設工事が不要なため、格安な導入費・維持費を実現した。また、既築でも新築・増築でも搬送経路を自由に設計することができ、部門配置変更にも柔軟に対応可能。さらに、エレベーターと連動して自動乗降するため、多層階の搬送も自由自在。

 薬剤の臨時搬送や検体の検査部への搬送に特化した最適な設計となっており、搬送中の薬剤・検体をいたずら・盗難からしっかり守る自動ロック扉つき収納を搭載しているほか、終始一定の安定姿勢で搬送物にダメージのない静かな搬送を実現する。今までの搬送装置や人手では難しかった、輸液薬剤、抗がん剤、尿検体も現行の荷姿のまま積載することが可能となっている。

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