アリババ、香港ではIPO行わないと明言 馬会長「遊んでいる時間はない」

2013年10月25日 15:57

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記事提供元:フィスコ


*15:57JST アリババ、香港ではIPO行わないと明言 馬会長「遊んでいる時間はない」
中国の電子商取引大手、アリババ・グループの創業者で会長の馬雲(ジャック・マー)氏は25日、香港の記者団との会見において、香港市場では新規株式公開(IPO)を行わないと明言した。「遊んでいる時間はない」とし、「歓迎されていない場所で上場するつもりはない」と述べた。

香港の金融情報サイト「経済通」(25日付)が報じたもので、馬会長はこのほかにも、「パートナー」から最高経営者(CEO)を選べないようであれば、上場しなくてもよいと発言。企業文化を守るには「パートナー制度」が必要であり、CEO交代後に企業理念を失った米ヤフーのようになりたくないと語った。

なお、アリババの「パートナー制度」とは、取締役の大半を指名する権利を「パートナー」に付与するというもの。「パートナー」には馬会長や内部関係者などが含まれる。《NT》

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