中国とサウジアラビアの蜜月「北京・リヤド協定」

2013年10月25日 13:28

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:28JST 中国とサウジアラビアの蜜月「北京・リヤド協定」
米国連邦準備理事会(FRB)以外では最大の米国債保有国である中国は、オバマ米大統領とティーパーティー系共和党議員による財政協議難航への警告として、中国大公国際資信評格公司に米国を格下げさせ、外貨準備からのドル離れを進めている。


サウジアラビアは、オバマ米大統領のシリア政策への不満から、非常任理事国を辞退した。


中国の9月の原油輸入は630万バレル/日となり、米国の624万バレル/日を抜いて世界最大の原油輸入国となった。

世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアと原油輸入国である中国の距離が接近することは、原油決済通貨が、基軸通貨である米ドルから中国人民元になる可能性を示唆している。


米国とサウジアラビアには、原油の安定的供給と安全保障をバーターにした「ワシントン・リヤド密約」によるペトロダラーが存在したが、今後は、ペトロ元の可能性に警戒することになる。《MY》

関連記事