個別銘柄戦略:アジアマネーの流入は継続との観測

2013年10月10日 09:04

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記事提供元:フィスコ


*09:04JST 個別銘柄戦略:アジアマネーの流入は継続との観測

NYダウの上昇や為替の円安を好感する動きが先行しよう。上値追いの動きは限定的と見られるが、米債務上限問題の期限が迫る中で議論の進展も想定され、売り込みにくい状況でもあろう。小高く寄り付いた後はもみ合いの展開となりそう。外資系証券の寄り前フローはボリュームが低下したものの、前日からのアジアマネーの流入は継続とも観測されており、下支えにつながっていこう。一方、ファーストリテ<9983>が本日決算を発表する予定。警戒感が先行する可能性も高く、指数の押し下げ要因として警戒も。

米HPの株価急伸を受けて、キヤノン<7751>を筆頭に事務機器メーカーに見直しの動きが強まるか。公共工事入札に優遇制度との報道から、建設株などにも関心が向かう見通し。工作機械受注が前日に発表となったが、主要8社ベースでは16ヶ月ぶりのプラスに転じたもようで、工作機械各社に見直しの余地も。前日強い動きが目立った不動産セクターでは、オフィス空室率の状況なども材料となってこよう。ABCマート<2670>などは好決算を発表、上方修正のローム<6963>には出尽くし感も。《KO》

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