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《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
*08:57JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【小幅高となる】米議会で歩み寄りの方向に=フィスコ伊藤 正雄
9日の米国株式はまちまち。引き続き債務上限問題の交渉が膠着していることが嫌気され、朝方は売りが先行。その後、明日(10日)にオバマ大統領が共和党指導部をホワイトハウスに呼び、会合を持つことが報じられると下げ幅を縮小する展開となった。また、次期連銀総裁としてハト派として知られるイエレン氏の指名を正式発表したことも好感された。FOMC(連邦公開市場委員会)議事録では、多くの委員が年内の量的緩和縮小開始と来年半ばの終了を支持したことが明らかとなったものの、影響は限定的。
セクター別では、電気通信サービスや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で消費者・サービスやメディアが下落した。米国債の利払いが滞った場合に備え、投信大手のフィデリティはマネー・マーケット・ファンドの保有していた、10月末から11月初旬に満期を迎える米国債を売却した模様。
CMEの225先物は大証の日中終値より20円高い14090円で取引を終了。NY時間での高値は14155円、安値は13945円、上下のレンジは210円。為替市場では、ドル・円はほぼ変わらず、ユーロ・円はやや下落して戻ってきた。本日は米議会で歩み寄りの方向に動いていることから続伸が期待される。
【小幅高となる】14030-14180円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
日経平均は14000円固めのなか、売り込まれていた銘柄への買い戻しの流れが中心になりそうだ。昨日の動きをみると、財政協議の進展期待による資金流入というよりも、ポジションをニュートラルに戻し、協議の行方に備えているようだった。その需給状況のなかで、利食いに押されていたソフトバンク<9984>がリバウンドをみせてくるようだと、日経平均を押し上げる要因になろう。
一目均衡表の基準線が14100円辺りに位置しており、同水準での攻防。下値はボリンジャーバンドの-1σや5日線辺りが支持線として意識される可能性。上値はソフトバンクのリバウンド期待を考慮し、14030-14180円のレンジを想定。
【小幅高となる】高寄り後はもみ合いへ=フィスコ佐藤 勝己
為替の円安を好感する動きが先行、上値追いの動きは限定的と見られるが、米債務上限問題の期限が迫る中で議論の進展も想定され、売り込みにくい状況でもあろう。小高く寄り付いた後はもみ合いか。外資系証券の寄り前フローは落ち着いたが、前日からのアジアマネーの流入は継続のようだ。一方、本日決算発表を控えているファストリには警戒感が先行する可能性もあり、指数の押し下げ要因となる公算。
【小幅高となる】買いは続かないもしっかり=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比20円高の14090円。為替市場では、ドル・円は97円40銭台、ユーロ・円は131円70銭台と円高進行は一服(日本時間8時50分時点)。昨日14000円台を回復したことで下値模索の展開は一服といったところだが、商いがさほど膨らまない状況下、買戻しに留まり上昇は限定的との見方。最終売買日を迎えるオプション市場の動向は念のため警戒か。とはいえ、米財政問題の迷走を前に積極的な売買は手控えられる公算が大きい。なお、引け後にFリテイ<9983>の決算発表が予定されている。指数インパクトが最も大きい銘柄のため引け間際の動きには注意したい。
日経VI(ボラティリティ・インデックス)は25p台で落ち着いた動きが続いている。足元、プットの売買が増加していのにも関わらず日経VIは目立った動きは見られず。投資家の心理状態は同指数の動向を見る限り良好を維持しているとの見方。本日は、寄り前に8月の機械受注の発表が控えているがブレの大きい指標のため、指数、個別銘柄への影響は限定的か。一方、11時に発表されるオフィス空室状況で不動産関連に買いが続くかを注目したい。《MI》
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