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【話題】14日開催の『ITS世界会議』で注目される車の安全技術
「第20回ITS世界会議 東京2013」が、10月14日から18日まで、世界60カ国以上から約8000人が参加して開催される。
ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)というのは、IT(情報技術)を活用して人と道路と自動車の間で情報の受発信を行い、交通事故・交通渋滞・交通環境対策として、車の自動走行や安全運転を実現する高度道路交通システムのことだ。
今回のITS世界会議では、交通安全・渋滞解消への取り組み、持続可能な交通社会の実現に向けた次世代モビリティへの取り組みとエネルギーマネジメントとの融合、メガシティにおける人とモノの移動の効率化、人の移動とモノの輸送におけるインターモーダル・マルチモーダル、モバイル機器等を用いたモビリティのための個人向けサービス、レジリエントな交通社会システムの構築、グローバル連携や共通の課題解決に向けた取り組み、という7つの項目に焦点が当てられている。
日本メーカーも、トヨタ自動車 <7203> が車同士の通信を活用した車両のデモ走行、三菱自動車 <7211> がスマートフォンで電気自動車の機能を遠隔操作する技術、マツダ <7261> が車同士の通信技術を応用した衝突回避システムの実験結果、ホンダ <7267> が自動運転車など、関連メーカー多数がITS技術をアピールする。
車の最新技術と言えば、ハイブリッド自動車、プラグイン・ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車など、環境に優しい次世代エコカーが話題になることが多いが、今後は安全性向上・交通渋滞回避・エネルギー効率向上などの面で、衝突回避・自動運転・自動隊列走行などのITS技術も大いに注目されるだろう。
こうしたITS技術の分野では、自動車の「走る、曲がる、止まる」という基本機能の向上に向けた車載用センサー・カメラ・制御などの技術に加えて、道路など社会インフラ上のセンサー・カメラ・通信技術なども必要不可欠な技術となる。これらの技術分野で日本の関連メーカーは世界を大きくリードしているはずだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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