《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2013年10月8日 08:58

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記事提供元:フィスコ


*08:58JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
小幅安となる】上値の重たい展開か=フィスコ伊藤 正雄
週明け7日の米国株式は下落。連邦政府機関の閉鎖が続いており、債務上限問題の議会交渉も進展が見られないことから終日軟調推移となった。債務上限問題の行方を見極めたいとの思惑から手控えムードが強く、出来高は少ない。

セクター別では、電気通信サービスや不動産が上昇、一方で小売や銀行が下落した。オバマ政権は、一時的に債務上限を引き上げ、より長期的な予算や歳出問題の議論を継続する時間を確保することを模索しているようだ。

CMEの225先物は大証の日中終値より85円安い13775円で取引を終了。NY時間での高値は13905円、安値は13750円、上下のレンジは155円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともに下落して戻ってきた。本日も米債務上限の議会交渉の進展が見られないことから上値の重たい展開になりそうだ。

【小幅安となる】13700-13850円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
一目均衡表の雲上限レベルまでの調整をみせているが、この雲上限を割り込んでくる展開になりそうである。結果、9月3日に空けたマド(13600-13750円辺り)埋めが意識されてくることになりそうだ。ボリンジャーバンドでは-1σを前日に割り込んでいるが、-2σが意識されてくる。

また、円相場は1ドル96円台に突入しており、今後決算シーズンを迎えるなか、円安効果による業績上ブレ期待が後退。米国のデフォルトリスクのほか、決算を見極めたいとの手控えムードによって、じり安基調が続きやすい需給状況であろう。雲上限とマド上限レベルでの攻防から、13700-13850円のレンジを想定する。

【小幅安となる】外部環境悪化や需給面も逆風で下値模索=フィスコ佐藤 勝己
米国株安、円高など外部環境の悪化が続く中、引き続き下値模索の展開を余儀なくされる見通し。バイオ関連株の下落が見込まれる中、個人投資家のマインド悪化の影響も警戒される。寄り前の外資系フローは大幅買い越しながら、前場の早い段階でのバスケット売りなども観測されており、需給面で外国人投資家への期待は高めにくいところ。

【小幅安となる】売り一巡後は下げ渋る展開か=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比85円安の13775円。為替市場では、ドル・円は96円60銭台、ユーロ・円は131円30銭台とじりじりと円高に推移(日本時間8時50分時点)。米VIX指数は15%超の上昇で6月25日以来の水準(19.41)に達するなど米市場の不透明感は一気に高まりつつある。市場コンセンサスは10月17日までに「100%に近い可能性で妥協に至る」との見方ではあるが、まさかのデフォルトに備えた動きは進んでいるようだ。

日本市場も引続き、この影響を受けることで朝方は売り優勢の公算が大きい。とはいえ、4営業日で約630円、直近高値(9月27日14817円)から約1000円の調整となっていることから、そろそろリバウンドが入るタイミングとも言えよう。《MI》

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