マツダ、ASEAN加盟の全10カ国でマツダ車を販売 ミャンマー市場にも再参入

2013年9月26日 11:57

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カンボジアの首都プノンペンにオープンしたディーラー第1号店(画像:マツダ)

カンボジアの首都プノンペンにオープンしたディーラー第1号店(画像:マツダ)[写真拡大]

 マツダは25日、東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する全10カ国でマツダ車を販売すると発表した。

 これは、今年8月にカンボジアの首都プノンペン市にマツダ車のディーラー第1号店がオープンしたことに加えて、2014年前半にミャンマー市場に再参入することが決定したことによるもの。今後ミャンマーでは、今年11月にヤンゴン市に仮店舗を設置して予約受注を開始する予定で、2014年前半にマツダ車のディーラー第1号店をオープンする計画。

 マツダの井上寛執行役員(中南米を除く新興国担当)は、「この度、ASEAN加盟国全10カ国でマツダ車が販売されることになり、大変うれしく思う。マツダは、ASEANの自動車市場を牽引するタイ、インドネシア、マレーシアにおける昨年度の販売台数が過去最高を記録した。またASEANにおける生産については、タイで『Mazda2(日本名:マツダ デミオ)』、『Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)』、『マツダ BT-50』を、マレーシアとベトナムでは『Mazda3』や『マツダ CX-5』などを製造している。今回発表したカンボジアとミャンマーは、今後の経済発展および自動車市場の成長が期待されており、早期にビジネスを展開することで確固たるマツダブランドを確立することができると考えている。マツダのビジネスが、それぞれの国ならびにASEAN全域での自動車市場の発展に貢献することを期待している」と述べている。

 マツダは、中長期見通しの達成に向けて策定した構造改革プランにおいて、施策の一つとして新興国事業の強化を推進している。

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