日産と横浜市、100台規模の超小型EVカーシェアリングを実施

2013年9月25日 20:50

印刷

「チョイモビ ヨコハマ」のロゴと使用車両のイメージ(画像:日産自動車)

「チョイモビ ヨコハマ」のロゴと使用車両のイメージ(画像:日産自動車)[写真拡大]

 日産自動車と横浜市は、10月11日より、超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したワンウェイ型大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」を実施する。これに伴い、9月25日より専用サイトにおいて、利用希望者の会員登録受付を開始する。

 「チョイモビ ヨコハマ」は、日産と横浜市が協働で進める「ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”(YMPZ)」の一環として、両者が中心となり、「低炭素交通の推進」「都市生活・移動のクオリティアップ」「観光の振興」を目的に、約1年間の期間限定で実施するもの。

 国土交通省の「超小型モビリティ導入促進」事業の支援を受けて実施される同取り組みは、開始時に30台、期間内には約100台規模となる「日産ニューモビリティコンセプト」を使用し、横浜市都心エリア(横浜駅・みなとみらい・関内など)に設置される約45箇所のカーステーション(期間内に70箇所に拡大予定)で自由に借用し返却できる、ワンウェイ型の新しいカーシェアリング。走行範囲は横浜市内に限られており、高速道路や自動車専用道路は走行できない。利用料金は1分20円で、入会金・月額基本料金は無料。なお、100台規模となる超小型EVのカーシェアリングは日本初の取り組みとなる。

 「チョイモビ ヨコハマ」を利用するには、まず専用サイトから会員申請を行い、会員登録完了後、安全運転講習会を予約し、約60分の講習を受講する(講習会場は日産グローバル本社ギャラリーまたはパシフィコ横浜)。受講後、会員カードを取得し、利用開始となる。

 「チョイモビ ヨコハマ」の会員登録や利用予約システムは日立製作所が開発した。また、貸渡返却拠点となるカーステーションとして、三井不動産リアルティの「三井のリパーク」をはじめ、多くの企業、観光・公共施設が駐車場を提供している。

 日産と横浜市は、サービス開始後も、地域の公共交通機関や商店街、マンションの管理組合、地元企業など幅広い関係者に様々なかたちでの参画を働きかけ、超小型モビリティの有用性、事業化の可能性の検証を行っていく。

関連記事