親のためのタイムマネジメント

2013年9月13日 22:58

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 子供をもつ親は数えきれないほど多くのことに振り回されていて、それらの“終わりのないやることリスト”に載っているすべてことのために割く時間を――言うまでもなく家族と過ごす時間も――見つけるのは難しくなっています。ここで必要不可欠になるのがタイムマネジメントです。

 そこで、ウェブサイト “Full-Time Nanny”(フルタイム・ベビーシッター)よりハンナ・アンダーソン氏が自身の記事“10 Ways Parents Can Better Manage Their Time”(親が自分の時間をよりうまく管理する10の方法)を投稿してきたので、ご紹介したいと思います。

 氏の指摘する点の多くは職場のスキルや個人的なプロジェクトにおける基本的なタイムマネジメントにも通じるものです。すなわち、目標設定、優先順位の決定、計画に沿って仕事をする、可能なときは委任する、メールの処理は特定の時間を設けて行うという点です。

 しかし、そこにはひとつ、一見しただけではマルチタスクを抑える必要について本ブログで書いてきたことすべてに矛盾する点がありました。氏が7番目に挙げていることです。

7. マルチタスクをしよう
 あなたは電話にどのぐらいの時間を費やしていますか。家にいるとき友人や親せきと電話で話をするなら、スピーカーフォンに設定し、話しながら家事をいくつか終えるようにしましょう。食器を片づけは大した集中力はいりませんが、しなければならないことです。この種の家事は電話をしながら片づけるのに最適です。

 これが本ブログの意見と矛盾して見えるのは、マルチタスクの種類が異なるからです。デイブ・クレンショーはその著書“The Myth of Multitasking: How ‘Doing it All’ Gets Nothing Done”の中で、“マルチタスクのやり方”をふたつの異なるカテゴリに分類しています。

・スイッチ・タスキング(切り替えて作業すること)
・バックグラウンド・タスキング(不随して作業すること)

 これら2種類のマルチタスクのやり方について詳しくお知りになりたい方は、こちらmultitasking effectively の記事をご覧ください。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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