みずほ銀、カンボジア大手銀2行と提携 日系企業の進出をサポート

2013年9月9日 13:07

印刷

 みずほ銀行は6日、カンボジアの大手銀行であるカナディア銀行およびメイバンク(カンボジア)と、商業銀行業務及び投資銀行業務を含む広範な分野での業務提携覚書を締結したと発表した。

 カナディア銀行は、カンボジアを代表する金融機関の1つで、カンボジア中央銀行と在外カンボジア人により1991年に設立され、1998年に完全民営化されたカンボジアで最も歴史のある銀行。現在、商業銀行として国内第2位の総資産、カンボジア国内に42拠点(2012年12月時点)を有している。

 今回締結した覚書は、成長著しいカンボジアにおいて、カナディア銀行の広範な拠点網と地場企業とのネットワークを通じて日系企業向けのサービス体制の充実を図るもので、具体的には、同行と連携した現地決済サービスの提供や地場パートナーの紹介や各種情報提供等を行っていく。

 また、メイバンク(カンボジア)は、マレーシア最大の地場銀行でみずほ銀と包括的提携関係にあるMalayan Banking Berhad (Maybank)のプノンペン支店として1993年に開業。その後マレー系やシンガポール系企業を顧客基盤として業容を拡大し、2012年4月には100%子会社として現地法人化 、同年12月には日系企業が集積しているプノンペン経済特区に拠点を開設するなど積極展開を続けている。

 みずほ銀は今回締結した覚書により、成長著しいカンボジアにおいて、コーポレートファイナンスに強みを有するメイバンク(カンボジア)の各種金融サービスを通じて日系企業の進出支援体制の充実を図る。

関連記事