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欧米為替見通し:米国8月雇用統計に注目へ
*17:21JST 欧米為替見通し:米国8月雇用統計に注目へ
本日6日の欧米市場のドル・円は、改善期待が高まっている米国8月の雇用統計の数字次第の展開となる。
米国8月の失業率の予想は7.4%で7月と変わらず、非農業部門雇用者数の予想は前月比+18万人で、7月の+16.2万人から増加幅が増加する見通しとなっている。最小予想は、+7.9万人、最大予想は、+25.0万人。
リスクシナリオは、ドル・円が100円台まで上昇し、米国10年債利回りが3.0%まで上昇してきた要因の一つに、米国8月の非農業部門雇用者数が+20-25万人となるとの憶測があったことで、最小予想に近いネガティブ・サプライズに警戒する展開となる。
ネガティブ・サプライズの根拠としては、本日の「金曜ロードShow!」でスタジオジブリ作品「紅の豚」が放映されるが、過去2回の放映日の米国雇用統計が予想を下回っていたことで、「ジブリの法則」に警戒することになる。
ポジティブ・サプライズとしては、新規失業保険申請件数が減少傾向にあることで、失業率が7.3%以下に低下する可能性に警戒することになる。
もう一つのリスクシナリオとしては、米国8月の雇用統計が改善していても、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラムの縮小は、米国議会での連邦政府債務上限に関する協議の行方、そして、シリアに対する軍事介入が予想通りの限定的、短期的な攻撃で終了するか否か、などに依存することになる。
【今日の欧米市場の予定】
17:30 英・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、6月:+1.1%)
17:30 英・7月商品貿易収支(予想:-82億ポンド、6月:-80.82億ポンド)
21:30 米・8月非農業部門雇用者数(予想:+18万人、7月:+16.2万人)
21:30 米・8月失業率(予想:7.4%、7月:7.4%)
23:00 メキシコ中央銀行が政策金利発表(4.00%で現状維持の予想)《KO》
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