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概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は4日ぶり反落、利益確定売りが優勢
*09:54JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は4日ぶり反落、利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 51625.50 -0.40%
昨日3日のブラジル市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比209.65ポイント安(-0.40%)の51625.50で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは22、値下がり48、変わらず3と売りが優勢。石油・ガスと通信を除くすべてのセクターが下落し、中でも消費者サービスや金融に売りが集中した。
朝方は底堅い展開を示したが、その後はマイナス圏でもみ合った。前日の急上昇を受けた反動から幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。また、この日に発表された経済指標が市場予想を下回ったことも圧迫材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1373.82 +0.46%
3日のロシア市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比6.29ポイント高(+0.46%)の1373.82で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり30、値下がり20と買いが優勢となった。
前半に上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。NY原油先物の上昇が前半の急伸につながった。米国とイスラエルが地中海で合同ミサイル防衛実験を実施したことがシリア情勢の緊迫化を高めた。
【インド】SENSEX指数 18234.66 -3.45%
3日のインドSENSEX指数は大幅反落。寄り付きは海外株高などを好感した買いが優勢となったが、その後は軟調な値動き。シリア情勢への懸念後退による原油安で前日までの株式相場は堅調な勢いだったが、この日は利益確定売りが広がった。外国為替市場で通貨ルピーが売りに押されたことが嫌気材料になったほか、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がインドの信用格付け見通しを「ネガティブ」に据え置く方針を示したことも逆風となった。
【中国本土】上海総合指数 2123.11 +1.18%
3日の上海総合指数は続伸。複数の機関投資家が相次いで中国の今年の成長見通しを上方修正したことが支援材料。加えて、杭州市政府が消費刺激策を明らかにしたことや、農村部における土地改革に関する通達が河北省など18省市に送付されたとの報道が関連銘柄の物色手掛かりとなった。外部面では、シリア懸念の一服なども追い風要因に。朝方にはこう着感の強い値動きとなっていたが、徐々に買いが膨らむ展開を見せた。《FA》
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