ユーロ週間見通し:景況感改善で堅調推移、イタリアの政局混迷には懸念

2013年8月24日 15:00

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記事提供元:フィスコ


*15:00JST ユーロ週間見通し:景況感改善で堅調推移、イタリアの政局混迷には懸念

ユーロ・ドルは、第2・四半期にユーロ圏がリセッション(景気後退)から脱却した後、8月の製造業PMIが51.3となり7月の50.3から上昇したことで、1.3298ドルから1.3452ドルまで上昇した。

ユーロ・円は、東京株式市場が下げ止まったことで、129円29銭から132円43銭まで上昇した。

取引レンジ:ユーロ・ドル1.3298ドル-1.3452ドル、ユーロ・円129円28銭-132円43銭

■ドイツ8月IFO景気動向指数とユーロ圏7月の失業率を見極める展開

今後のユーロ・ドルは、ドイツ8月のIFO景気動向指数とユーロ圏7月の失業率を見極める展開となる。ユーロ圏はリセッション(景気後退)から脱却したものの、失業率は過去最悪水準で推移していることで、ユーロ売り要因となっている。

ベルルスコーニ伊元首相の有罪判決を受けて、イタリアの連立政権崩壊の懸念が高まっていることで政局混迷懸念にも警戒する展開となる。

ユーロ・円は、安倍トレード(日本株買い・円売り)が再開する可能性が高まったことで堅調推移が予想される。

主な予定は、30日(金):(ユーロ圏)8月業況判断指数、(ユーロ圏)8月消費者物価指数速報、(ユーロ圏)7月失業率

予想レンジ:ユーロ・円129円00銭-134円00銭/ユーロ・ドル1.3000ドル-1.3500ドル《TN》

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