エンJPN 主力求人サイトと人材紹介子会社が好調で増収増益

2013年8月23日 12:29

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記事提供元:フィスコ


*12:29JST エンJPN---主力求人サイトと人材紹介子会社が好調で増収増益

エン・ジャパン<4849>は、求人情報サイト運営大手の1社で、「[en]社会人の転職情報」が主力サイトである。求人広告掲載料と人材紹介サービス手数料が収益の柱で、新卒採用事業や教育・評価事業も展開する。

12日に発表した2014年3月期の第1四半期(4-6月)における連結業績は、売上高が前年同期比10.7%増の36.51億円、経常利益が同15.3%増の9.01億円となった。主力の求人情報サイト「[en]社会人の転職情報」において、成功報酬型求人広告の成約率向上に向けた取組みや新商品の販売を強化したこと、子会社の人材紹介会社「エンワールド・ジャパン」が好調だったこと等から前年同期を上回る売上高となった。

また同社は、海外展開を積極的に進めている。2011年9月のシンガポールを皮切りに香港や韓国でも開始した「en world」ブランドの人材紹介サービスや、2012年6月に買収したオーストラリアの人材サービス企業「Calibrate」、および2013年4月に買収したベトナム最大の求人サイトと人材紹介を展開する「Navigos Group」など、今期はこれら企業を含む海外企業計7社を連結対象としている。

今後も、海外グループ企業の収益化及びM&Aを中心としたグローバル展開を積極的に推進していくとしている。通期の業績予想は5月16日に発表した数値から変更しておらず、売上高が前期実績比20.2%増の163億円、営業利益が同15.0%増の32億円、経常利益が同15.5%増の33億円、純利益が同87.6%増の29億円としている。

なお、10月1日を効力発生日とする1:100の株式分割を5月24日に発表している。《FA》

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