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概況からBRICsを知ろう~インド市場は4営業日続伸、好決算発表のタタ製鉄などが指数をけん引
*10:30JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は4営業日続伸、好決算発表のタタ製鉄などが指数をけん引
【ブラジル】ボベスパ指数 50895.92 +0.58%
昨日14日のブラジル市場は6営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比295.37ポイント高(+0.58%)の50895.92で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは34、値下がり32、変わらず5と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや資本財が買われた半面、通信や公益が安い。
小幅安で寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみあったが、その後はプラス圏を回復した。ボベスパ指数はこの日、昨年9月以来の連続上昇記録を達成。好調な欧米経済指標を受け、世界景気の先行きに対する懸念がやや後退し、資源関連に買いが継続。また、食品関連の大幅上昇も指数を下支えした。大手のブラジル・フーズ(BRFS3)が上場来の高値を更新したことに連れ高。同社が非中核事業を売却する計画を示したことが好感された。
【ロシア】MICEX指数 1423.87 +1.14%
14日のロシア市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比16.01ポイント高(+1.14%)の1423.87で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり38、値下がり12と買いが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで約1カ月ぶりの高値を更新した。
前半は利益確定売りに押される場面もあったが、その後は買い戻された。欧米の経済指標が好調だったことが支援材料となり、ウエートの高い石油・ガスなど資源銘柄に買いが継続。また、天然ガス大手ノバテック(NVTK)がシベリア北西部に位置するヤマル半島で手がけている液化天然ガス(LNG)事業について、一部権益の追加売却をめぐる交渉が順調に進んでいるとの発表を受け、同社の財務状況が大幅に改善するとの見方が広がった。
【インド】SENSEX指数 19367.59 +0.72%
14日のインドSENSEX指数は4営業日続伸。前日に好決算を発表したタタ製鉄やヒンダルコ・インダストリーズが大幅高となり、指数の上げをけん引。また、政府が前日に貴金属の輸入関税引き上げを発表したことで、政策立案者が経常収支改善に本腰を入れているとの見方が強まった。とはいえ、午後に卸売物価指数(WPI)が発表されると急速に上げ幅を縮小させる場面も。WPI上昇率が市場予想を上振れたことで、インフレによる金融緩和余地の縮小が警戒された。
【中国本土】上海総合指数 2100.14 -0.29%
14日の上海総合指数は4営業日ぶり反落。前日終値近辺でのもみ合いが続いたが、結局マイナス圏でこの日の取引を終えた。足元の株価上昇を受け、利益確定売り圧力が強まったもよう。また、銀行の貸し出しペースが8月第1週に鈍化したとの報道が銀行株の売りにつながった。一方、自動車株は上昇。中国当局が輸入車などの価格カルテル調査を開始したと報じられたことや、新たなエコカー購入補助制度が導入されるとの報道が支援材料となった。《FA》
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