関連記事
概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は3営業日続伸、外部環境の好転が支援材料
*10:04JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は3営業日続伸、外部環境の好転が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 50600.55 +0.60%
13日のブラジル市場は5営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比301.06ポイント高(+0.60%)の50600.55で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは48、値下がり19、変わらず4と買いが優勢。セクター別では、資本財や金融が買われた半面、ヘルスケアや消費財が安い。
中盤に利益確定売りに押される場面もあったが、その後は買い戻された。ボベスパ指数はこの日、今年4月以来の連続上昇記録を達成。欧米中の経済指標が堅調だったことを受け、世界経済に対する先行き懸念がやや緩和された。鉄鉱石のヴァーレ(VALE3)や鉄鋼のナショナル製鉄(CSNA3)など資源銘柄に買いが継続した。
【ロシア】MICEX指数 1407.86 +1.40%
13日のロシア市場は3営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比19.50ポイント高(+1.40%)の1407.86で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり44、値下がり6と買いが優勢となった。
小幅安で寄り付いた後は買い戻され、その後も上げ幅を一段と拡大させた。中国やドイツなど主要国の経済指標が堅調だったことが買い安心感を与え、石油・ガスや鉄鋼など資源銘柄に買いが継続。また、NY原油先物が続伸したことも支援材料となった。ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた8月の独景況感指数が予想以上に改善したことを受け、ユーロ圏が景気後退から脱却しつつあるとの見方が広がった。
【インド】SENSEX指数 19229.84 +1.49%
13日のインドSENSEX指数は3営業日続伸。寄り付きは売りが先行したものの、その後は順調に上値を拡大。この日のアジア株が軒並み高となったことで投資マインドが上向いた。また、チダムバラム財務相が12日、一部ぜいたく品の輸入を抑制し、経常収支改善と通貨ルピー相場のボラティリティ(変動率)を安定させる計画を発表したことも好材料。政府やインド準備銀行(中央銀行)はこれまでもさまざまな通貨対策を打ち出してきたが、目だった効果を発揮できていない。
【中国本土】上海総合指数 2106.16 +0.23%
13日の上海総合指数は3営業日続伸。終値で6月19日以来の高値を更新。セメントや鉄鋼、機械などの上昇が相場を支えた。セメント大手が相次いで出荷価格を引き上げているとの報道や、都市部の鉄道整備が各地で始まるとの報道が支援材料となった。また、中国人民銀行(中央銀行)がこの日も資金供給オペを継続したことが流動性懸念を緩和させた。ただ、指数は前日に2カ月弱ぶりの2100回復となった後だけに、目先の達成感から上値の重さも目立った。《FA》
スポンサードリンク