世界の肥料大手がこぞって急落、ロシアのウラルかリーとベラルーシの合弁解消で衝撃

2013年7月31日 10:01

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記事提供元:フィスコ


*10:02JST 世界の肥料大手がこぞって急落、ロシアのウラルかリーとベラルーシの合弁解消で衝撃
ドイツやカナダ、米国など世界の炭酸カリウムメーカー大手がきのう30日に相次いで急落。世界最大手ウラルカリー(URKA、ロシア)がベラルーシとの合弁事業を解消したことを受け、炭酸カリウムの価格が大幅に下落するとの懸念が広がった。旧ソ連時代から供給を抑制していた協力関係の解消が同市場の混乱を引き起こすとの懸念が高まっている。ウラルカリーは、ベラルーシ側が販売協定を守らなかったことが合弁解消の理由に挙げた。

地元のVTBキャピタルは、ウラルカリーのやり方について「理解できない」と発言。今回の合弁解消により、炭酸カリウム市場は独占状態から競争市場に切り替えられ、世界大手への打撃は必至だとの見方を示した。《ZN》

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