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米株式:上昇、10日Q&Aの態度一変後のドヴィッシュ姿勢続く
*23:43JST 米株式:上昇、10日Q&Aの態度一変後のドヴィッシュ姿勢続く
米株式市場
S&P500は依然出来高に欠ける中で、史上最高値を更新している。
バーナンキ議長による議会証言が17-18日と続く中で、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏は、17日の議長による議会証言後に、氏の発言を解説し、よりドヴィッシュに聞こえたと指摘。経済に関してはダウンサイドリスク警戒への発言が多かったことや、債券購入への行方に関してデータなどのコンディションへの指摘が多かったことも以前よりもドヴィッシュだったと指摘。利上げは失業率が6.5%以下にまで改善しても行われない可能性が高まっているとしている。一方で、ソシエテ・ジェネラルは、縮小が9月から開始されるとの見方を変える理由ないとの見解を示している。
バーナンキ議長は、10日夕方(4:10PMから)の講演後のQ&A時に緩和政策継続の意思を示し、これまでの態度を一変させていた。
マクロ経済では、モルガン・スタンレーとソシエテ・ジェネラルが第2四半期GDP予想(それぞれ0.3%と0.4%)を引き下げている。
個別銘柄では、ITコンサルティングのIBM(IBM)、半導体のインテル(INTC)が売上高の市場予想を下回り、オークションのイーベイ(EBAY)は売上に関して為替状況を背景に挙げている。先日は、コカ・コーラ(KO)も売上が市場予想を下回っていたが、先週ゴールドマンは今四半期の決算に関してドル高による売上高への影響を指摘、主要企業には国際的な企業が多い中でこのケースへの当てはまりが多い。GE(GE:19日寄り付き前)などでもこの現象が見られることになる。
海外では、独のショイブレ財務相がギリシャの更なるヘアカットはマーケットの信頼を崩すと発言している。
S&P 500は10.25高の1691.16前後で推移、ナスダック総合指数9.37ポイント高の3619.37ポイント前後で推移、ダウ平均株価は97.88ドル高の15568.40ドル。(日本時間22時35分時点)。《KG》
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