ヤンマー、小形産業用ディーゼルエンジン分野でスイスの排出ガス規制認証を取得

2013年7月17日 12:28

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認証取得機関(外観)4TNV88C(画像:ヤンマー)

認証取得機関(外観)4TNV88C(画像:ヤンマー)[写真拡大]

 ヤンマーは16日、19kW~37kWの出力範囲において、世界で最も厳しいディーゼルエンジン排出ガス規制であるスイスのOAPC認証を世界で初めて取得したと発表した。

 また、あわせて、スイス連邦環境局(通称FOEN)のホームページ上での認証エンジンリストへ掲載された。FOENのホームページでは、ヤンマーが19kW~37kWのエンジン出力帯において世界初のOAPCエンジン認証取得企業であること、また、クリアが難しい小さな出力域で認証を取得した環境技術の先進性について「革新的である」とのコメントが紹介されている。

 近年、地球環境保護のため、世界各国で内燃機関から排出される環境負荷物質の規制が厳しくなっている。2013年より、ノンロードディーゼルエンジンの出力56kW未満において日米欧で一段と厳しい新排出ガス規制が開始される中、ヤンマーは各国の厳しい新規制の認証を取得し、同社びわ工場(滋賀県)で量産している。

 環境先進国であるスイスは、国内の建設現場で使用される作業機械に搭載されるディーゼルエンジンに対し、新規制適合に加えてより一段と厳しいOAPC排出ガス規制をクリアすることを要求している。今回の認証取得は、ヤンマー製ディーゼルエンジンの環境規制適応技術の先進性が証明されたものと言える。

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