中国当局、独禁法違反疑惑でスイスのテトラパックを調査

2013年7月17日 11:21

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記事提供元:フィスコ


*11:21JST 中国当局、独禁法違反疑惑でスイスのテトラパックを調査
国家工商総局はこのほど、ウェブサイト上で、独占禁止法を違反した疑惑でスイスの乳製品包装大手テトラパックに対して調査を開始していると発表。テトラパックは1980年代から中国に進出し、中国の無菌包装市場でトップの座を維持し続け、国内2位と大きな差をつけている。テトラパックは中国市場の5割のシェアを握っており、無菌包装部門の売上高の3分の1に寄与している。

業界専門家は、テトラパックが国内乳製品大手である蒙牛乳業と伊利実業集団と提携し、常温ミルク市場の急拡大の恩恵を受け、中国のトップシェアを獲得していると分析。工商総局によると、テトラパックは食品包装設備とアフターサービスなど有利な条件を利用し、食品包装材などの独占価格を設定しているという。《ZN》

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