「日経平均株価は参院選挙直前まで上昇を続ける」は本当か?

2013年7月3日 16:49

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記事提供元:フィスコ


*16:49JST 「日経平均株価は参院選挙直前まで上昇を続ける」は本当か?
 市場参加者の間では、日経平均株価は参院選(7月21日投票)の直前まで上昇を続けるのではないか?との思惑が存在しているようだ。「10営業日連続の上昇」とはならないけれど、7月19日までに15000円を回復するとの見方は少なくない。3日の終値は14055.56円だった。ここから1000円上げることになるが、そのような噂が流れている背景には何があるのだろうか?

 「アベノミクス」に対する評価は様々だが、株高になればアベノミクスは評価されていることになるとの指摘が多い。理由はどうであれ、株式相場はアベノミクスの支持率のようなものかもしれない。株高=安倍政権(アベノミクス)の支持率の高さと報じるメディアもあるだろう。

 一部の識者は、参院選で大勝することが安倍政権の今年の最大目標になっていると指摘している。そうかもしれない。ただし、最大目標を達成した後の安倍政権はどうなるのか?市場関係者の間ではすでにそのことが話題になっているようだ。安倍政権の支持者は、安倍首相は2014年4月の消費増税導入を見送ると期待しているようだが、その期待は裏切られることになるかもしれない。株式相場は消費増税のことをあまり気にしていないように思えるが、楽観視はできない。《MK》

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