ソーラーフロンティア、サントリーの3工場に計4.4MWのメガソーラーを設置

2013年6月28日 17:17

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 ソーラーフロンティアは28日、日本政策投資銀行(DBJ)との共同投資会社「SFソーラーパワー」を通じて、 サントリーグループが有する国内3ヶ所の工場に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置すると発表した。総出力は約4.4MWとなり、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュール約2.8万枚が設置される。

 今回のプロジェクトは、サントリー九州熊本工場(熊本県上益城郡嘉島町及び御船町)に、屋根や敷地の一部を使って約2.6MWのメガソーラーを設置するもので、6月に着工した。以降、高砂工場(兵庫県高砂市荒井町)と榛名工場(群馬県渋川市半田)の工場屋根にも、それぞれ約1.2MWと約0.6MW規模の発電所を2014年春までに順次設置し、稼働する予定。3工場での年間発電量は約900世帯分に相当し、約2,600トンの二酸化炭素削減が見込まれる。なお、同プロジェクトはDBJの「競争力強化ファンド」から投融資を受ける予定。

 サントリーグループは「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、グループ全体で環境経営を推進してきた。ソーラーフロンティア及びSFソーラーパワーはこうしたサントリーグループの環境方針に沿える点を重視し、今回の事業を行うこととなった。

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