アサヒグループHD、インドネシアで米ペプシコのボトラーを買収

2013年6月28日 13:23

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 アサヒグループホールディングス(HD)は27日、インドネシアにおける米ペプシコグループのボトラー「PT Pepsi-Cola Indobeverages(以下PCIB社)」を買収すると発表した。アサヒグループHDとインドネシア現地企業との清涼飲料事業合弁会社を通じてPCIB社の発行済株式の全部を取得する。買収額は3000万ドル(約29.4億円)。

 PCIB社は、米飲料大手PepsiCo, Inc.のボトラーとして、インドネシア国内で「Pepsi」「7up」及び「Tropicana Twister」等のPepsi社ブランド製品を独占的に製造・販売している他、「Fruitamin(果汁飲料)」及び「Tekita(紅茶系飲料)」等のオリジナルブランド製品の製造・販売を行っている。1993年に、Pepsi社グループのSeven-Up Nederland B.V.と、インドネシア大手財閥サリムグループのグループ会社であるPT Gapura Usahatamaの合弁会社として設立されて以来、約20年間にわたって、インドネシア国内において高いブランド認知度を背景に事業を拡大してきた。

 今回の買収により、アサヒグループは、今後ますます拡大が見込まれるインドネシア清涼飲料市場において競争力のある事業運営体制を早期に構築することが可能となる。

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