日韓通貨スワップ、韓国では“影響は限定的”VS“予期せぬ事を考慮すべき”

2013年6月27日 10:00

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記事提供元:フィスコ


*10:00JST 日韓通貨スワップ、韓国では“影響は限定的”VS“予期せぬ事を考慮すべき”
韓国国内では、来月3日に期限を迎える30億ドル規模の日韓通貨スワップ協定が延長されなかったことについて、様々な見方が存在する。

一部の現地メディアで「政治問題が背景にある」という見出しが躍るなか、専門家の間では、規模が小さいことを理由に協定が延長されなくても、影響は限定的という声が目立つ。

また、中国との通貨スワップをより拡大した方がいいという見方も見られた(中国と韓国は580億ドル規模の通貨スワップを締結中)。現在、韓国の金融市場において、米量的緩和の早期縮小観測が重要だという指摘も。

一方、予期せぬ事態によって、経済がダメージを受けることを考慮すべきという見解がある。経済の協力水準を向上させるためにも、両国の信頼を改善し、通貨スワップの延長が必要だとみているのだ。《SS》

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