「米国と中国で今、同時進行で起きていること、それは・・・」

2013年6月25日 17:01

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記事提供元:フィスコ

*17:01JST 「米国と中国で今、同時進行で起きていること、それは・・・」

米国と中国で、今、同時に起きていること、それは“宴の終わり”に向けてということであり、その共通テーマに、なぜか絶妙に米国と、中国はコラボしているのである。米国で起きていること、それは、量的緩和解除に向けての動きであり、中国において起きていること、それは、シャドーバンキングシステムの縮小だ。

それらはあたかも危機感を共有しながら、米中間で絶妙な間合いを計りつつ起きているという印象だ。

その結果、起きたことが、中国からの資金の引き上げであり、一部はドルへの回帰であった。6月の第一週は、2008年以来最大規模なまでの中国(とりわけエクイティファンド関係からの)からの資金引き上げとなり、香港の投資ファンドも10年ぶりの大規模な引き上げであった。そして、その一方で、中国人民銀行による短期金融市場での金利急騰を容認する姿勢を示しているわけだ。《FA》

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