政治から読み解く【経済と日本株】:保坂世田谷区長「東電やめて年間6千万円の節約」

2013年6月13日 18:18

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記事提供元:フィスコ


*18:19JST 政治から読み解く【経済と日本株】:保坂世田谷区長「東電やめて年間6千万円の節約」
保坂展人世田谷区長が「買いたい人がいて、売りたい人もいる。原発によらないグリーン電力のマーケットの裾野は着実に広がっています。しかし、電力会社の地域独占と規制行政の壁によって阻まれているのも事実。「東電やめて年間6千万円の節約」 おすすめ1・3万に。」とツイートしている。

1年前に、世田谷区は111カ所の区施設で使う電気の購入先を東京電力から変更。競争入札をして、PPS(新電力=特定規模電気事業者)から購入することとした。それによって、12年度は東京電力<9501>と契約を続けた場合に比べて、2940万円の経費削減が実現した。

今年2月、2回目となる競争入札を実施したところ、13年度の削減効果額は倍増の6650万円まで拡大。東京電力の電気料金の値上げの影響が効果額をさらに押し上げる格好となった。

11年4月の世田谷区長選で、「脱原発」を掲げた元社民党衆院議員の保坂氏が当選したことで話題となったが、経費削減効果が見られるようだ。今後、こうした自治体が増加する可能性があることから、特定規模電機事業者(PPS)関連銘柄である丸紅<8002>、JX<5020>、サニックス<4651>あたりは注目か。《MT》

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