欧米為替見通し:安倍政権の成長戦略第3弾への期待感から下げ渋る展開か

2013年6月4日 17:24

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記事提供元:フィスコ

*17:24JST 欧米為替見通し:安倍政権の成長戦略第3弾への期待感から下げ渋る展開か

本日4日の欧米市場のドル・円は、明日5日に発表される安倍政権の成長戦略第3弾への期待感から下げ渋る展開が予想される。

5日に発表される安倍政権の成長戦略第3弾では、200兆円規模の公的・準公的年金資金を安倍トレード(日本株買い・円売り)へ参画させる方針が打ち出される模様で、中期的な日本株買い・円売り要因となる。

10-11日の日本銀行金融政策決定会合では、日銀版「長期資金供給オペ(LTRO)」という黒田バズーカ砲第2弾が打ち出されることが予想されており、円売り要因となる。

7日に発表される米国5月の雇用統計は、失業率が7.5%、非農業部門雇用者数が前月比+16.8万人と予想されており、予想通りならば、18-19日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産購入プログラムの縮小が協議される(ドル買い要因)。米国5月の雇用統計が悪化していた場合は、ドル売り要因となる。

テクニカル分析では、ドル・円は第3波動で103円74銭まで上昇後、第4波動で23.6%押しの97円46銭を意識した調整局面を形成中、日経平均株価も第3波動で15942円まで上昇後、第4波動で38.2%押しの12995円を意識した調整局面を形成している。

「より馬鹿理論(Greater fool theory)」とは、バブル相場では、異常な高値で購入する理由は、より高値で購入してくれる市場参加者がいるから、という考え方である。

安倍トレード(日本株買い・円売り)の第5波動の目処は、ドル・円が105-112円処、日経平均株価が18000円処となっており、公的・準公的年金資金がここから上を買い上げていくのかもしれない。

【今日の欧米市場の予定】

17:30 英・5月PMI建設業(予想:49.8、4月:49.4)
18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数(前年比予想:+0.2%、3月:+0.7%)
21:30 加・4月貿易収支(予想:-4.5億カナダドル、3月:+0.2億カナダドル)
21:30 米・4月貿易収支(予想:-410億ドル、3月:-388億ドル)
《KO》

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