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三菱商事、ブラジル穀物会社を買収 穀物調達力強化へ
三菱商事は3日、アジアの需要増加に応じた穀物調達力を強化するため、在ブラジル子会社であるAgrex do Brasil社(アグレックス・ド・ブラジル社)を通じて、在ブラジル穀物会社Los Grobo Ceagro do Brasil S.A.社(ロス・グロボ・セアグロ・ド・ブラジル)の株式60%を追加取得し、三菱商事が現在保有する株式20%と合わせてセアグロ社への出資比率を80%に高め、同社を子会社化すると発表した。
三菱商事が全社戦略地域と位置付けるブラジルは、昨年米国と並び、世界最大の大豆輸出国となった。世界の穀物需要が拡大傾向にある中で、同国はコーンを含めた輸出の増加が期待できる重要な穀物供給国となっている。
セアグロ社は現在、今後も増産が見込まれるブラジル中部と北部の両地域で穀物の生産・集荷販売・輸出事業等を展開しており、大豆・コーンを中心に年間100万トン超の集荷販売規模を有している。三菱商事はセアグロ社の子会社化を機にブラジルにおける穀物集荷機能を一層強化し、物流面での効率化を図ることで事業規模の拡大を目指す。
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