鹿島、栃木県那須町でメガソーラー発電所の建設に着手 年内に稼働へ

2013年5月9日 11:36

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完成イメージ(画像:鹿島)

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 鹿島は8日、再生可能エネルギー事業への取組みの一環として、栃木県那須郡那須町において大規模太陽光発電所の建設に着手したと発表した。2013年内に発電を開始する予定。なお、鹿島はこれまで、さまざまなエネルギー分野における施工実績を有しているが、太陽光発電事業による売電は初となる。

 同事業は、鹿島が保有・運営するゴルフ場「那須ちふり湖カントリークラブ」に隣接する同社所有地の有効利用として実施するもので、昨年7月に施行された再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して発電全量を東京電力に売電する。

 計画では、敷地利用面積約3haに最大出力約2MWの設備を設置し、年間発電量は約200万kWh(一般家庭約550世帯分)を想定している。出力2MW未満での太陽光発電事業は、高圧電線(近接の電線)に直接接続することができ、特別高圧電線への連系にかかる設備投資等が不要なため経済性が高いとされている。

 なお、太陽電池モジュールはネクストエナジー・アンド・リソース社製品を採用し、O&M(運営・維持管理)は、鹿島の関連会社である鹿島建物総合管理およびネクストエナジー・アンド・リソースが実施する予定。

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