『九家の書』視聴率7回連続1位! お茶の間独占の5つの秘密とは?

2013年5月3日 16:23

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月・火曜日のお茶の間を賑わせているドラマ『九家の書』が、 “破竹の勢い”で視聴率を上昇させ視線を集中させている。写真=サムファネットワークス

月・火曜日のお茶の間を賑わせているドラマ『九家の書』が、 “破竹の勢い”で視聴率を上昇させ視線を集中させている。写真=サムファネットワークス[写真拡大]

 月・火曜日のお茶の間を賑わせているドラマ『九家の書』が、 “破竹の勢い”で視聴率を上昇させ視線を集中させている。

 MBCドラマ『九家の書』(脚本:カン・ウンギョン、演出:シン・ウチョル、キム・ジョンヒョン)は、先月9日に放送された第2話から第8話まで、連続7回に渡って同時間帯視聴率1位の座を守り、驚くべきパワーを発揮している。視聴者たちの熱い反応の中、そうそうたる競争作品を抑えて、連日自己最高視聴率を更新しているのだ。

 これは、何よりも、台本―映像―演技力の3拍子が完璧に揃ったため、このような視聴率上昇の結果を導いているものと評価されている。

◆カン・ウンギョン作家、素晴らしい名ゼリフ――目が離せない完璧な筆力!
 カン・ウンギョン作家は、強力な吸引力を持つしっかりとしたストーリーと、目を離すことが出来ないどんでん返しの展開、そこに加わった弾力のある台詞で、『九家の書』の本質を完璧に捉えている。

 “半人半獣”という驚くべきキャラクター設定や、“絶対的悪人”の存在、また全国民が尊敬する人物イ・スンシン将軍の登場まで、想像を超えるキャラクターたちの饗宴は、人間の深い内面を振り返ってみるヒューマニズムの真髄を見せている。

◆シン・ウチョル監督、200%の感動を伝える華やかな映像美を具現!
 シン・ウチョル監督はこの作品を通じて、目に吸収されるビジュアル的部分とストーリーの流れ上の感性的な部分を調和させ、新たなジャンルである“フュージョンファンタジー時代劇”を表現している。

 シン・ウチョル監督の徹底的且つ卓越した演出力から生まれた映像美と、感性を刺激する幻想的な雰囲気が、『九家の書』に絶対的映像美を与えている。

イ・スンギ、隙のない完璧な演技力で“半人半獣”を熱演!
 イ・スンギは、実直で向う見ずな性格のチェ・ガンチに200%憑依、熱演を繰り広げている。カリスマ的アクション、愛する人への切なさを表現する感情演技、少々図々しいコミカル演技はもちろん、“半人半獣”としての苦悩、悪に屈しない正々堂々とした態度など、チェ・ガンチキャラキターを生き生きと描き出している。

◆スジ、ユ・ヨンソク、イ・ユビら、若手俳優たちの躍進!
 ペ・スジ、ユ・ヨンソク、イ・ユビら、若手俳優たちの演技力も認められている。スジは高難度のアクションを駆使しながらも、キュートな無形刀館教官タム・ヨウルの魅力を表現して好評を受けている。

 また、ユ・ヨンソクは、父パク・ムソルの死に怒りを表し嗚咽したかと思えば、幻術にかかった時にはぼーっとした目つきと表情を巧みに表現、安定感のある演技力で視聴者の視線を引きつけた。イ・ユビも両班の娘パク・チョンジョ役をリアルに演じ、視聴者らをドラマに没頭させた。

◆イ・ソンジェ、ユ・ドングン、チョ・ソンハら、ベテラン俳優の助演力!
 イ・ソンジェ、ユ・ドングン、チョ・ソンハら、ベテラン俳優の貫禄ある名演技は、『九家の書』鮮やかな色彩感を加えてくれている。イ・ソンジェは、殺してやりたくなるほど残忍で極悪非道な悪人チョ・グァンウン役を鳥肌が立つほどの演技力で表現、視聴者に緊張感を与えている。

 また、独特の重みのある声で格別な存在感をアピールしているユ・ドングンは、穏やかなカリスマが感じられるどっしりとした演技でブラウン管を圧倒している。チョ・ソンハもまた、正義感の強い無形刀館館長タム・ピョンジュン役を見事に演じている。

 パク・テヨン制作総括PDは、「イ・スンギとスジをはじめとする全ての制作陣は、視聴者たちの熱い反応に大きな力を得て、ベストを尽くして撮影に取り組んでいる。今後も、反転に反転を繰り返しながら、更に興味深いストーリー展開を繰り広げる予定なので是非期待して欲しい」と伝えた。

 なお、第8話のエンディングでは、“百年客館”でガンチと親友として過ごして来たテソが、グァンウンの計略にひっかかりガンチを剣で刺して視聴者を驚かせた。テソは、拷問された時にグァンウンの手下による幻術にかかり、ガンチが父を殺した犯人だと思っているのだ。テソに刺されたガンチの運命は今後どうなるのか、視聴者の関心はますます高まっている。

 『九家の書』は、毎週月・火曜日の夜10時に放送中。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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