ソーラーフロンティアと矢野産業がメガソーラー発電事業を開始、計3.3MW

2013年3月22日 13:33

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 ソーラーフロンティアと矢野産業は21日、宮崎県国富町で2か所の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の竣工式を行い、稼働を開始したと発表した。

 これらの発電所はソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池(合計約2万1千枚)を採用しており、ソーラーフロンティアが2.2メガワット、矢野産業が1.1メガワットの発電事業者となっている。推定年間発電量はそれぞれ一般家庭の消費電力の約500軒分と約250軒分。

 同案件は、ソーラーフロンティアとベレクトリック(BELECTRIC)、そして昭石エンジニアリングの3社が日本で初めて共同で手掛けたプロジェクト。ベレクトリックはCIS薄膜太陽電池モジュールの性能を最大限引き出す太陽光発電所の設計ノウハウを有しており、欧州でもソーラーフロンティアと合弁事業を手がけている。昭石エンジニアリングは今回のプロジェクトにおいて設計・調達・建設を担当した。

 ソーラーフロンティアは今回のプロジェクトによって、発電事業者として太陽光発電所を建設・運営するといった下流領域に進出を果たした。今回の発電所は稼働開始後の太陽光発電所を投資家に売却する「Build, Operate, Transfer(BOT)」のビジネスモデルの第一号となる予定。ソーラーフロンティア、ベレクトリック、昭石エンジニアリングは今回のプロジェクトを皮切りに今後も日本での協業を進めていく。

 また、矢野産業にとって今回のメガソーラーは創立50周年記念事業の一環としての新規事業であり、同発電所の運転開始によって同社は再生可能エネルギー事業へ乗り出す地歩を固めた。ソーラーフロンティアにとっても、親会社である昭和シェル石油が1993年にCIS技術の研究に乗り出してから20年目の節目となる今年、初の独立系発電(IPP)プラントを完成させ、ダウンストリーム分野への事業拡大の礎を築くことになった。

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