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【アナリストの眼】P&Pホールディングス株価、上場後着実な上昇、利回り3%超
<業績&株価分析>
販売支援や人材派遣のP&Pホールディングス<6068>(JQS)に注目したい。株価は足元で上げ一服の形だが、再動意のタイミングが接近しているようだ。2月15日付けた高値を試す展開が期待されるだろう。
ピーアンドピー(12年9月26日上場廃止)の純粋持株会社として12年10月1日に新規上場した。販売支援などのSPO(セールス・プロセス・アウトソーシング・サービス)事業を主力として、人材派遣などのHR(ヒューマンリソース・サービス)事業、配送業務請負などのBYS(バックヤードサポート・サービス)事業を展開している。
今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が230億円~250億円(前期比1.4%増~10.2%増)、営業利益が5.5億円~6.5億円(同8.4%増~28.1%増)としている。レンジ形式の公表で経常利益と純利益は未公表だが、通期予想のレンジ中央値に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は、売上高が70.9%、営業利益が62.5%だった。ネット通販やネットスーパーの市場拡大を背景に、大型案件の受注が寄与してBYS事業が好調な模様である。SPO事業は一部不採算案件の派遣契約への切り替えも影響してやや低調だが、春商戦のキャンペーン獲得に向けて営業を強化している。連結月次売上動向(前年比、参考値)を見ると13年2月は6.0%増、12年4月~13年2月累計は1.0%増だった。概ね順調に推移している模様だ。
株価の動きを見ると、水準を切り上げて2月15日には325円まで上昇した。その後は目先的な過熱感を強めたこともあり上げ一服の形だが、概ね高値圏の280円~290円近辺で堅調に推移している。3月14日の終値292円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPSは未公表のため、営業利益予想のレンジ中間値を基に推定したEPS27円00銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は3.4%近辺となる。
週足チャートで見ると高値圏で上げ一服となりモミ合う形だが、日足チャートで見るとサポートラインの25日移動平均線が接近して、再動意の構えを見せている。指標面では高配当利回りが支援材料であり、2月15日に付けた高値を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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