NEC、EVやPHEVに搭載された蓄電池を用いたデマンドレスポンス技術を開発

2013年3月4日 11:49

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 NECは1日、東京大学生産技術研究所の荻本和彦特任教授と共同で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)に搭載された蓄電池を電力の需給バランス調整に活用するデマンドレスポンス技術を開発したと発表した。

 今回開発した技術は、多数台のEV・PHEVが搭載する蓄電池(100万台で発電所一基程度に相当)の充電タイミングを調整し、デマンドレスポンスに活用するもの。電力の需給予測と利用できるEV・PHEVの台数や時間などの情報を基に、EV・PHEVを充電する前日に充電タイミングの目標を立て、充電当日は目標に合わせて実際に利用できるEV・PHEVを充電していく。

 これらにより、EV・PHEVユーザーの使い勝手を損なうことなく多数の蓄電池を電力の需給量に合わせて最適なタイミングで充電でき、低炭素で安定な電力システムの実現に貢献する。

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