ボーイング787型機の燃料漏れ、国交省が原因と再発防止策を発表

2013年2月22日 18:42

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 国土交通省は22日、今年1月にボーイング787型機において発生したバッテリーを除く燃料漏れ等一連の不具合についての調査結果を発表した。

 燃料漏れについては、「異物の噛み込みや弁の駆動装置の不作動等により、本来閉じているべき弁が開いていたことにより発生したものと考えられる」と説明。これを踏まえ、国交省では、同型機を運航する航空会社に対し、飛行前の燃料システムの作動点検や弁の開閉状態の目視点検を実施することなど、必要な再発防止策を講じるように指示するという。

 なお、バッテリー事案については、運輸安全委員会及び航空局が、NTSB(米国運輸安全委員会)、FAA(米国連邦航空局)と緊密に連携し、原因究明及び再発防止策について検討を行っている状況だという。

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