電子フロンティア財団、ソフトウェア特許申請におけるコード添付の義務化を提案

2013年2月20日 07:00

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 ライセンス料や損害賠償金の獲得行為を目的として特許権を利用する「パテントトロール」が大きな問題となっている。それに対しアメリカの非営利組織「電子フロンティア財団(EFF)」 は、ソフトウェア特許関連の分野でのパテントトロール問題の解決に向けた提案を行っている(itnewsDefend InnovationEFF本家/.)。

 それによると、ソフトウェア特許を米国特許商標庁に提出する際、仕様書レベルの内容だけではなく、実際に動作するコードを添付し、さらにコードの機能に関して行単位で説明を含めるべきだとしている。それに加え、特許を与える基準を厳しくする必要があるとも指摘している。

 EFFは提案の中で、特許は正しい発明にのみ与えられるべきだ。単なる思いつきを新しい機能と称し、特許請求を行うことは社会や経済に対して筆舌に尽くしがたいほど有害だとしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | パテント | EFF

 関連ストーリー:
米特許商標庁、マルチタッチ操作などに関連するAppleの特許を無効と判断 2012年12月09日
米 Rackspace、「GitHub が特許侵害をしている」として訴えられる 2012年10月09日
Minecraft、特許ゴロ企業に訴えられる 2012年07月24日
Donald Knuth、 ソフトウェア特許反対の意見書を欧州特許庁に提出 2009年06月08日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事