東京ガスとパナソニックがエネファーム新製品、現行品よりも約76万円安

2013年1月17日 13:22

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「エネファーム」新製品の外観(写真:東京ガス)

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 東京ガスとパナソニックは17日、家庭用燃料電池「エネファーム」の新製品を共同で開発したと発表した。パナソニックは東京ガスと共同で開発した「燃料電池ユニット」を製造し、東京ガスの子会社である株式会社ガスターから調達する「貯湯ユニット」および「バックアップ熱源機」と組み合わせて東京ガスに供給する。東京ガスは今年4月1日から新製品を発売する。

 新製品は、部品点数の削減などにより希望小売価格で現行品よりも約76万円低価格の199万5,000円(税込、設置工事費別、標準タイプのバックアップ熱源機の場合)を実現するとともに、総合効率は世界最高となる95.0%(LHV)を達成した。なお、「エネファーム」の希望小売価格が200万円を下回るのは日本で初めて。

 また、機器の奥行き寸法を削減することなどによって設置スペースの奥行き寸法を小さく(現行品900mm→750mm)できたこと、さらにはバックアップ熱源機を貯湯ユニットから分離したことなどにより、これまで以上に様々な設置スペースに柔軟に対応できるようになった。さらに、「エネファーム」のリモコンに日本で初めてカラーディスプレイを標準装備し、画面も大型化することによって文字やグラフがより見やすくなった。

 なお、新製品は東京ガスとパナソニックが共同開発して一般販売する3機種目の製品となる。

 「エネファーム」は、2009年5月に世界で初めて一般販売を開始し、2012年12月末までにパナソニックが全国で累計約21,000台を出荷、内東京ガスが累計約15,000台の販売を行っている。2013年度はパナソニックが2012年度見通しの1.5倍となる年間15,000台以上の生産体制を構築し、東京ガスが2012年度目標である7,100台の1.7倍となる販売台数12,000台を目指す。

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