プラズマクラスターやナノイーの効力の原因は同時に発生するオゾン?

2012年12月18日 17:54

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先日、「消費者庁、「掃除機のプラズマクラスター機能は効果無し」としてシャープに措置命令」というストーリーがあったが、今度はこのような「イオン」に対し、さらに悪い知らせが届いた。第86回日本感染症学会総会で発表され、11月20日発行の「感染症学雑誌 Vol.86 No.6」に掲載された論文「殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の、寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の本体についての解析」によると、プラズマクラスターなどの効果としてうたわれているものは、実は同時に発生するオゾンによって得られたものであるらしい。

 実験では、極めて小さな容器内に発生機器と寒天培地を同時に置いた場合に効果が表れたということだが、効果の原因としては同時に発生するオゾンで説明できるという。

 各社とも、この手の製品について手仕舞いを考えたほうがよい時期なのかもしれない。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | ビジネス | ニュース | サイエンス

 関連ストーリー:
消費者庁、「掃除機のプラズマクラスター機能は効果無し」としてシャープに措置命令 2012年11月28日
イオンドライヤー、実証実験被験者は一人 2012年08月27日
プラズマクラスターイオンのインフルエンザ感染発症に対する効果は確認できず、しかし傾向は認められる 2010年11月22日
「プラズマクラスターイオン発生器」でオーディオの音質が良くなる? 2010年01月12日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事