中部電力、岐阜県の阿多岐ダムと丹生川ダムに水力発電所を建設

2012年11月27日 19:03

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計画地の概略位置図とダムの現況写真(画像:中部電力)

計画地の概略位置図とダムの現況写真(画像:中部電力)[写真拡大]

 中部電力は27日、岐阜県が所有する阿多岐(あたぎ)ダム(岐阜県郡上市白鳥町)と丹生川(にゅうかわ)ダム(岐阜県高山市丹生川町)の直下に、ダムの落差と放流水を利用した維持流量水力発電所を建設すると発表した。

 中部電力は、2011年10月に岐阜県から、県が所有するダムにおける発電所建設の可能性についての提案を受け、検討を進めてきた。その結果、阿多岐ダムに2015年度の運転開始を目指し発電出力190kWの阿多岐水力発電所を、丹生川ダムに2016年度の運転開始を目指し発電出力350kWの丹生川水力発電所を建設することとした。

 また、阿多岐ダム、丹生川ダムと同様に岐阜県から打診を受けた、建設中の内ヶ谷ダム(岐阜県郡上市大和町、2025年度ダム供用開始予定)における維持流量水力発電所の開発計画についても引き続き検討を進めていくという。

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