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東芝、車載・監視カメラ向けCMOSイメージセンサ市場に参入
東芝は15日、今後成長が見込まれる車載・監視カメラ向けのCMOSイメージセンサ市場に参入すると発表した。第一弾として、明暗差が大きい場所でも高品質な画像が撮影できる東芝独自のHDR撮影機能を搭載したCMOSイメージセンサを製品化し、2013年3月に量産を開始する。今後ラインアップを強化し、2014年度にはシェア30%を目指す。
新製品は、東芝独自のHDR撮影機能を採用しており、車庫やトンネルなど明暗差が大きい場所でも高品質な画像を撮影できる。また、同製品は大きな画素ピッチ(5.6um)を採用することで月明かりの下のような微小な光の下でも被写体を明るく映し出すことができる。さらに、東芝独自の高信頼性プロセスを採用しているため、10年連続・24時間稼働が可能。
近年、自動車市場において安全性能向上のために、車後方の様子を映したり、アラウンドビューを生成する先進運転支援システム向けにカメラを搭載する車種が増加している。また、監視カメラ市場においてはアナログカメラから高性能なデジタルカメラに置き換わる傾向がある。車載カメラと監視カメラは携帯電話向けのカメラに比べ長時間稼働が要求される。
車載・監視カメラ向けCMOSイメージセンサ市場は2014年度に現在の約2倍に成長すると予測されており、東芝は今後も市場ニーズにマッチした新製品を開発・販売することで事業を強化していく。
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